シーリングの寿命の見分け方|千葉の外壁塗装専門店が解説
2018.04.11
みなさんは、外壁が複数の外壁材を組み合わせることで作られているのをご存知でしょうか。
外壁材を複数使用しているということは、組み合せる際に必ず隙間を繋げる作業が必要となってきます。
隙間をそのまま放置してしまうと、その隙間から雨水や汚れが入り込んでしまい外壁の劣化に繋がってしまいます。
その隙間を埋めるためにあるのが、シーリングです。
シーリングというクッション材を隙間に充填し、密閉しているのです
この記事では、そんな外壁をつなぎ合わせるのに一役買っているシーリングについてと、その寿命についてお話したいと思います。
◆シーリングの劣化の原因
シーリングは、常にむき出しの状態であるので、紫外線や雨風に当たることになります。
そうすると、外壁塗装などと同様に劣化していきます。
外壁塗装と同じタイミングでシーリングを打ち直すことも多いです。
◆シーリングの劣化の見分け方
シーリングの耐用年数は、一般的に7~8年と言われていますが、紫外線を受けやすい南側にあるシーリングなど場所によっては、それよりも短い期間で寿命が来てしまう場合もあります。
シーリングの寿命を見分け方は、下の4つがあります。
以下のような状態のシーリングを見かけたら、シーリングの打ち直しが必要だと思ってください。
〇剥離
外壁材と外壁材の間に隙間ができてしまっている状態です。
シーリング材が地震などの揺れに耐えられなくなってしまった時に隙間ができる場合や、施工の際に、下塗り塗料で用いられるプライマーにムラができていた場合、このような状態になってしまいます。
〇破断
外壁のひび割れのようにシーリング材の中心部分に切れ目ができてしまう状態です。
原因としては、コーキング材が経年劣化で寿命を迎えている場合に起こりやすいです。
一般的な寿命やメーカーが想定している寿命よりもあまりにも早く寿命を迎えていると手抜きの可能性があるかもしれません。
〇欠落
シーリング材の寿命を見分ける方法で最も判断しやすいのが欠落です。
剥離と同様に下塗り塗料で用いられるプライマーが不足しているので、剝がれて落ちてしまう、壁の材質にあったシーリング材を選べていない可能性があります。
この状態になると、シーリング材の下が丸裸になっているので早めの打ち直しが必要になります。
◆ここまでのまとめ
シーリング材が劣化してしまうと、その部分から雨水などが入り込んでしまい、建物内部の建材を腐食する場合もあります。
外壁塗装をお考えの際は、表面塗装だけでなく、外壁材の隙間にあるシーリングにも注目するようにしましょう。