ベランダの防水工事はなぜ必要?千葉の業者が解説
2018.09.01
「ベランダの防水工事って必要なものなのかなあ…」
住宅の外側のメンテナンスのうち、外壁や屋根の塗装工事については良く言及されますが、ベランダのメンテナンスについてはあまり話題に上ることもありませんので、必要性をあまり感じないかもしれません。
しかしながら、ベランダも住宅の外側で家屋を守っている部分のひとつですので補修工事を行うことはとても重要なのです。
□ベランダの防水工事がなぜ必要なのか?
建物の中に水が浸入する過程について考えてみましょう。
降雨などによってベランダに達した水は、何らかの力で流れて隙間へと入り込むことで建物内に浸水していきますよね。
そのままにしておいたら雨漏りなどの原因にもなる状況ですが、ここで流れを食い止める、あるいは浸入する隙間をなくすことが防水工事の目的となります。
住宅の新築時には問題なかったベランダの防水機能も、経年と共に外界の過酷な自然環境の影響を受け続けることによって低下していきます。
それに伴って水が浸入すると、そこに存在するのは水を含みやすいコンクリートや木材といった素材のため、劣化が加速することになるのです。
構造部の腐食が進んでしまうとリフォームどころでは済まなくなってしまう恐れもありますので、数年に一回は防水工事のメンテナンスを行うことをおすすめします。
□ベランダの防水工事の種類
ベランダの防水性を高める工事としては主に三つの方法が採られています。
一つ目はウレタン防水というものです。
ウレタン樹脂を成分とする塗料を塗って防水性を高める方法で、これは液状であるため施工がしやすく速乾性に優れているので簡単にできることが魅力です。
またつなぎ目もないことから防水性も高く、弾性もあることから多少の振動への対応も期待できるでしょう。
二つ目はFRP防水というもので、これは浴槽などにも使われている繊維強化プラスチックを利用する方法です。
プラスチックの上に塗料を塗ることになりますが、軽量で耐久性に優れている点が人気を集めています。
三つ目は防水シートを使う方法です。
塩化ビニル・アスファルト・合成ゴムなどを素材とするシートを被せるだけで防水機能を高められますが、隙間が生じることが課題とされています。
□最後に
今回は、ベランダの防水工事がなぜ必要なのかということと、どのような工事が行われているのかについてご紹介いたしました。
現在不具合が見られていないうちに、こまめにベランダを点検して適宜メンテナンスを行い、住宅を長持ちさせましょう。