屋根塗装はどんな手順で行うの?千葉の業者が解説します
2018.08.13
「屋根の塗装ってどんな手順で行うものなのだろう?」
屋根のメンテナンスをする経験というのはそう何度もないですから、どのような流れで行っていくのかあまりわからないものですよね。
今回は、屋根塗装の手順としてどのようなことを行っていくのかについてご紹介いたします。
□屋根塗装の手順
屋根塗装においては主に四つの手順を行っていくことになります。
*高圧洗浄
屋根の塗装工事においていきなり塗料を塗るというわけではありません。
屋根は外界からの様々な影響から家屋を守る役割を果たしており、年数が経つことでごみが溜まり藻類が生えていたりすることがあります。
そういったものがあると塗装したところで凸凹が生じるのは想像できますよね。
その状態では塗膜が安定せず早期の剥がれにつながってしまいますし、水分が浸入する場所を作ってしまうことにもなります。
高圧の水で屋根全体をじっくりと洗浄することで、塗料の性能を最大限に発揮させるお膳立てをするのです。
*タスペーサーの使用
タスペーサーとは縁切りとも呼ばれるもので、地図記号に詳しい方でしたら、博物館の形をイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。
屋根塗装においては、屋根と屋根の間に隙間を作るために使います。
これは最近多い豪雨などによって屋根材の下に雨水が入り込んだときに水分を排出するための空間です。
塗料を塗ると屋根全体がふさがってしまうので、下地や構造部を腐食させる原因となる雨水を排出できません。
そこで、溝を作るための作業が必要になり、タスペーサーを挿入することで隙間を生じさせているのです。
かつてはタスペーサーの代わりにカッターによって塗った塗料を切ることが行われていましたが、今ではタスペーサーを使う業者も増えてきています。
*下塗り
屋根の塗装は通常3回以上行っていき、最初の塗装を下塗りと言います。
ここで塗膜を安定させること、つまり屋根材との密着性をよくすることが長持ちに直結してきますので、下地に合った塗料を選んで丁寧に行い、またしっかりと乾燥させることが大切です。
*塗装
その後お選びになった色で上塗りを行っていきます。
下塗りと同様、適切な気象状況で行って塗料の性能を発揮させることが重要です。
□最後に
今回は、屋根塗装をどのような手順で行っていくについてご紹介いたしました。
外壁はご自身で見たり触ったりすることも可能ですが、屋根の塗装においては難しくまた高所での作業は危険を伴うものです。
屋根塗装をすべきかどうか気になる、塗装工事をしたいという場合には点検も含めて業者に依頼されることもお勧めいたします。